朝起きたら眠気覚ましにと、コーヒーを飲む人も多いのではないでしょうか?
コーヒーに含まれるカフェインは覚醒作用があり、飲むと脳が興奮状態になり交感神経が優位になります。
しかし、かえってそれが自律神経のバランスを乱す原因になることも。
今回は、カフェインと更年期症状の関係についてお話します。
カフェインがもたらすもの
カフェインは日常的に親しまれている成分で、よく知られる作用にはこんなものが。
- 集中力を高める覚醒作用
- 筋肉の動きを活発にする作用
一方で、大量に摂取すると【不安や不眠】といった好ましくない作用もあるんですね。
カフェインが含まれる食品は?
カフェインが含まれるモノといえばコーヒーがまず思い浮かびますが、お茶や紅茶、ココアにも含まれますから、いつの間にか多く摂りがちな成分ですね。
他には、エナジードリンクやダイエット系サプリメントに敢えてカフェインを追加しているモノもありますから、そうした食品を控えるとカフェイン摂取量を減らしやすいですね。
1日どのくらいならOK?
農林水産省が公表している世界各地の資料によると、健康なおとなの1日当たりのカフェイン推奨摂取量は400mgまでという地域が多いです。
レギュラーコーヒーだと、だいたいマグカップ2杯が目安。
けれども、カフェインの影響力には個人差もあるため、推奨摂取量範囲内であれば問題無いとも言い切れません。
カフェインが更年期症状を悪化させる?!
更年期は女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって自律神経のバランスが崩れ、
ホットフラッシュ・めまい・落ち込み・不眠
といった症状が現れる人もいます。
カフェインは交感神経を優位にするため、更年期の自律神経の乱れをさらに促すことがあり得ます。
またカフェインの摂り過ぎは、
不安感の増長・不眠・血圧を上げる
という更年期症状と同様の現象が起きるため、症状を悪化させる可能性もあります。
カフェインをとり過ぎないで!
更年期女性がカフェインを摂る時には、推奨摂取量を守るのはもちろんのこと。時間帯や飲むものにも注意するといいですね。
たとえば、こんなように。
- コーヒー好きなら、エスプレッソのほうが摂取量を抑えられる
- コーヒーを飲んで眠れなくなる人は、朝や日中に飲む
- ハーブティーやお白湯といったカフェインを含まない飲み物も取り入れる
まずは、食事でちゃんと整えて!
1日に何杯もコーヒーを飲まないと落ち着かない、という人は、おそらくからだや心のバランスが乱れているでしょう。
からだを整えるには、まずは毎日の食事を整えるのが重要で。
何度もしつこく言いますが(笑)ごはんとお味噌汁中心の和食です!
かつての私は自宅で豆を挽いて飲むくらいコーヒーにハマッてましたがら食の軸が整ううちにカフェインが欲しなくなり。
今では外出先で一杯飲めは十分に感じるくらいに落ち着いてますよ。
さいごに
コーヒーや紅茶の香りは嗅ぐとリラックスしますし、適量のカフェインは気分転換になり、眠気が覚めるといったメリットもあります。
いきなりゼロにすると禁断症状も起きますから、1日2杯に減らしたり、デカフェやカフェインレスのものに変えたりと、ストレスに感じないように楽しみながら、更年期症状とも上手くつき合っていきましょうね♪
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