年末年始はイベントシーズンで、お酒を飲む機会が増えますよね。
ふだんはお酒を嗜まないあなたも、特別だからと飲みたい気持ちにもなるでしょう。
今回は、インドの伝統医学・アーユルヴェーダから観たお酒とのつき合い方についてお話します。
お酒は薬になる?
「酒は百薬の長」
という中国の漢書にある言葉を、聞いたことがある人もいるでしょう。
適量のお酒はどんな良薬より効果があるという意味合いですが、アーユルヴェーダでもお酒とのつき合いは注意が必要だといわれています。
オージャスというエネルギー
オージャスは「からだを病気から守るエネルギー」だというアーユルヴェーダ特有の考えで。
そのエネルギーは食べたものから作られ、からだに元気と活力を与え、心は穏やかに幸福感が感じられるようになるといわれています。
お酒とオージャスの関係
アーユルヴェーダでは、同じ性質のものは引きつけあって増え,違う性質のものは離れて減るといわれています。
お酒の性質:熱い、乾燥、鋭い、軽い、酸味
オージャスの性質:冷たい、油性、柔らかい、重い、甘味
というように真逆ですから、
お酒は病気から守ってくれるオージャスの力を減らしてしまうということですね。
では、お酒を飲む際のアーユルヴェーダ的なケアを3つ紹介しましょう!
1.消化力が落ちている時は飲まない
お酒を飲むタイミングですが、消化力が弱っている時に飲むと強力な毒になるとアーユルヴェーダでは考えられています。
お酒のアルコールの分解には非常に多くの消化力を使うので、飲んだ後に眠くなったり、翌日二日酔いになったりします。
そのため、
- お腹が空く感覚がない
- お腹にガスが溜まり張っている
- 便秘や下痢である
という体調では、お酒を避けるべきでしょう。
2.チェイサーはお白湯で
お酒を飲む時に一緒に飲む「チェイサー」は、お白湯がベスト!
一般的なチェイサーは冷水やジュースですが、冷たい飲み物は内臓を冷やし消化力を下げてしまいます。
お白湯なら内臓を温め、消化力をキープしてくれるので、消化に余計な負担をかけません。
3.飲んだあとのケアは、レモン白湯を
お酒を飲んだあとはアルコールの分解に消化力が必要なため、レモンで消化力をサポートしましょう!
コップ一杯のお白湯にレモンを適量絞り、そこに天然のお塩をひとつまみ加えて完成。
天然塩を加えるのは、アルコールで失われたミネラル分を補うためです。
寝る前と、翌朝にも飲むといいですよ!
さいごに
私自身はお酒に弱く、飲むとすぐ顔に出ます!
そして飲み過ぎると眠たくなるので、量も飲めません。
それでも嫌いってワケではなく、友人とともに食事を楽しむ場では飲んでいます。
体質的に日本酒が合うので、チェイサーをお伴に少しずつ飲みますね。
日本人って、元々の体質がアルコールに弱いから、あなたもご自身の適量を守りながら、お楽しみください♪
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