玄米は体にいいっていうけれど、食べたほうがいいの?
たしかに玄米は、炭水化物・タンパク質・ビタミンミネラルを豊富に含んだ、ほぼ完全栄養食といわれていて、積極的に食べることをすすめる人も多いですね。
私も一時期マクロビの食事法にしっかり取り組み、毎日玄米をいただいて体にいいと信じてました。
しかし今は食べてません。
「おいしい」と感じなければ、ムリに食べなくてもいいと思ってます。
体に効果がでるまでの時間
まず大切なことをお伝えすると、食べ物に薬のような即効性を期待するのはやめましょう。
「健康にいい」「体にいい」という情報を聞いて、よし食べよう!とする姿勢は素晴らしいです。
しかし食べ物の効果が本当に現れるまでには、体からよくないものがデトックスされて、いい状態に改善する時間が必要。
血液が入れ替わるのに120日、細胞がすべて入れ替わるにはなんと5~7年かかるといわれてます!
命の土台となる穀物
巷ではあれがいい、これがいいという情報が出ては消えていきます。
つまり、一時期はみな試してみても、続いていないということです。
これはどこかにムリがあったから、続かなかったのではないでしょうか?
私たちの体の入口である歯から見た理想的な食べ物のバランスは、穀物4: 野菜2: 魚1なんですね。
つまり穀物が命の土台ですから、どんな穀物を食べどう食べるのかは、体や心に大きな影響があります。
玄米に対する私の考え
私はアトピー性皮膚炎でした。
「アトピーを治したい!」という思いもあって玄米を食べていましたが、結局回復するまではいかなかったんです。
今思えば、うまく消化できなかったんじゃないかと。
玄米はよく噛まないと消化されません。
玄米の味自体は好きでおいしくいただいてましたが、どこかお腹が重くて便秘がちでした。玄米をやめてからは、分づき米や胚芽米をいただいています。
分づき米、胚芽米って?
「分づき米」は玄米を白米に精米する途中段階のもので、精米の程度により3分づき、5分づき、7分づきと呼ばれています。
数字が大きいほど精米され、白米に近いものです。
「胚芽米」は米ぬかを取り除きながら胚芽部分を残すという特殊な工程で精米されています。
白米とほぼ変わらぬ食感で、栄養は白米よりも高いということですね。
分づき米と胚芽米どっちがいい?
胚芽は芽を出す栄養成分が凝縮されているところ。
分づき米では7分まで精米すると、胚芽は少し失われます。
分づき米は米ぬかが残っている分、玄米のような独特の食感が多少あると言われますが、個人的には7分づき米だと白米とほぼ変わらないと感じます。
なので、やはり実際に食べてお好みで選ぶといいですね。
食べ方は、引き算思考で!
くり返しになりますが
わたしたち日本人の理想的な食バランスは、穀物4: 野菜2: 魚1です。
そして、私たちはいろいろと摂り過ぎ、食べすぎる傾向があります。
あなたがどこかに不調を感じているなら、いいモノを足そう!ではなく、バランスから見て余計なモノを減らそう!と引き算思考で見直しましょう。
穀物+野菜中心の食事は、ごはんとお味噌汁。
これを土台にして、砂糖・油・肉類など消化しきれていないモノを減らすと、少しずついいバランスになり調子もよくなっていくでしょう!
さいごに
今は本当にいろんな情報がありすぎて、知れば知るほど迷路にはまり込みますよね。
しかし、頭で判断するばかりだと体や心は置いてきぼり。
「本当にこの食事を続けたい?」
「これは今本当に食べたい?」
と、あなたが自分の体や心に問いかけるのがとても大事です。
そのやり方についてはまた、別の機会にあらためてお話ししますね!
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