もしあなたがふだんの食事が外食や買ってきたお総菜ばかりで、味つけが他人まかせになっていたら。
体を整える入り口となる重要な味覚が、正常に働いていないかもしれません。
味覚はおいしい!と楽しむ以外にも、体に必要なものを取り入れたり、危険を察知し体を守るためにも必要なセンサーです。
毎日味覚を傷つける食事ばかりだと、自分の体の内側まで傷つけてしまいます!
今からでも遅くはありません!ぜひあなたの味覚を取り戻していきましょう。
毎日食べるものが、自分の体を傷つけている?!
もしあなたが毎日ファーストフード、インスタント食品、コンビニ弁当やおにぎり、炭酸飲料などの刺激物、添加物、濃い味つけのものを食べ続けると、やがて味覚障害に進んでしまいます。
味覚障害までいかなくても、素材そのもののおいしさが感じられずに、血管や内臓まで傷つけていき。
将来的には生活習慣病や糖尿病といった、病気になる可能性が高まります。
味覚は自分で取り戻せる!
ああ、長年、外食やお総菜続きだからもう自分の味覚は手遅れだ‥と悲観するのは早いです。
今からでも外食する時に気をつけたり、おうちで薄い味つけのシンプルなメニューにしたり。
自分で味覚を整えていけばだんだん正常になっていき、今の自分の体に必要なものが本能的にわかってきます。
味覚に必要な「味蕾(みらい)」って?
大事な味覚を感じているのは舌の表面にある味蕾(みらい)細胞というもので、さまざまな味覚をキャッチして大脳へ送り、味を感じる仕組みになっています。
私たち日本人は甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の五味が認識できるといわれていて
次のような味がわかります。
甘味: エネルギー源となる糖質
塩味: 体に必要不可欠なミネラル
酸味: 素材の腐敗
苦味:毒になるもの
うま味: たんぱく質
自宅で味覚をいたわろう
しかし味蕾はとても敏感で繊細な細胞で、外食やお総菜の濃い味、刺激的な添加物で簡単に傷ついてしまいます。
そして残念なことに、傷つけられた味蕾は再生不能なんです!
なので、自宅で食べるときにはなるべく素材を生かすような、シンプルな味つけの料理をするようにしましょう。
味覚が整いだすと外食でも濃い味や添加物に違和感があり、体にいい食べ物を自然に選んでいけるようになります。
これさえあればOK!3つの調味料
素材本来のおいしさがわかる、素材のおいしさを引き出す料理には、調味料が欠かせません!
ではここで、自宅に常備すべきたった3つの調味料を紹介しましょう。
まずはお塩。
塩はミネラルを含む海水塩で、海外の岩塩はおすすめしません。
なぜなら、暮らしている風土を生かしたものが体には合うんです。私たち日本人はずっと昔から海に囲まれた生活をしていますから、海水塩がベストです。
調味料は二重人格?!裏の顔まで要チェック!
次にしょうゆとお味噌。
昔ながらの製法で時間をかけて醸造して熟成されたものが、素材を引き立たせてくれます。
こんな紛らわしい表示でごまかしている製品には要注意!
<しょうゆの例>
【表】一見こだわりありそうなフレーズ!
「しぼりたて」
「生醤油」
「国産大豆使用」
【裏】こんな原材料だったら要注意!
・脱脂加工大豆→大豆の脂分を絞るときに溶剤が使われている
・甘味料:サッカリン、アスパルテーム、D-ソルビトール
・保存料:安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル
・調味料(アミノ酸等)
・着色料:カラメル色素
必ず「裏の顔」をチェックし、シンプルに国産大豆・塩・小麦だけのものを選びましょう。
さいごに
今回は、外食の危険性と味覚についてお話しました。
ポイントは
・毎日食べるものが、自分の体を傷つけている?!
・味覚は自分で取り戻せる!
・味覚に必要な「味蕾(みらい)」って?
・自宅で味覚をいたわろう
・これさえあればOK!3つの調味料
・調味料は二重人格?!裏まで要チェック!
味覚は五感のなかでも「命」にもっとも関わっています。ぜひ味覚に敏感になり、あなたの食生活の軸をしっかり整えていきましょう!
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