ちゃんと料理したいのに、時間も気力もなく、出来合いのお惣菜に手が出る。
そんなジレンマを解決するには、1日3食が自分に合うかを見直し、からだに合うシンプルな和食を食べよう!
というお話が前編でした。
後編では、和食最強メニューのごはんとお味噌汁についてお話しますね。
ごはんとお味噌汁は最強ペア
昔から日本で食べられている食事の中心にある、ごはんとお味噌汁。
これは私たちのからだをつくるタンパク質の元となる必須アミノ酸から見ても、素晴らしいバランスがあります。
必須アミノ酸は体内では作れず食事で補う必要があります。
お米には必須アミノ酸のリジンやスレオニンが少ないですが、お味噌の大豆は豊富に含まれています。
そしてお米は大豆には不足しているメチオニンが多いのです。
つまり、肉や魚、卵を食べなくても、ごはんとお味噌汁を一緒に食べれば栄養を補い合うから、タンパク質がしっかりと摂れるんですね。
やっぱり、主食はごはん
食卓にごはんとお味噌汁を並べる位置を思い出してください。
ごはんが左・お味噌汁が右ですね。
これは「左上右下<さじょううげ>」といって、左を上位・右を下位とするしきたりが日本にあり、ごはんが最も重要視されているワケです。
そしてごはんは陰陽バランスでも中庸という、ちょうどいい状態の食べ物ですから、からだも心も整えてくれる大事な主食。
毎日いただくなら、陰性のパンではなく、中庸のごはんです。
具だくさんのお味噌汁は手軽
ごはんと合わせるお味噌汁は、旬野菜を一気にいただける素材を引き立てあう、重ね煮方式でつくるのがおススメ!
野菜は基本皮ごといただくので、アク抜きや皮むきなし。
切ったらお鍋に重ねていくだけなので、ボウルやピーラーを使わず後片付けがラクに!
お疲れな働く女性の大きな味方になる、お味噌汁ができますよ。
野菜パワーが引き立つ
重ね煮方式でつくるお味噌汁は、おだやかで優しい味。
野菜は
グングン伸びる陰性・土中で育つ陽性・その中間の中庸
とそれぞれの性質があり。
それらを重ねてお味噌を乗せてお鍋で一緒に煮て循環させることで、野菜の味がまろやかになるんですね。
だから、わざわざお出汁を取る必要もなくなります!
季節ごとに変わる野菜で味も変わり、出来立てと翌日でも味の深みが出て、毎日いただいても飽きの来ない、ごはんの最強の相棒です。
食事がからだを整える
ここが肝心なところですが。
まろやかな優しい味のお味噌汁と炊き立てのパワフルな直火ごはんを毎日いただくと、からだは自然に整い心は穏やかでいられるようになります。
つまり、薬やサプリメントに頼らずとも、すこやかな体もしなやかな精神も、シンプルな和食で手に入るんです。
たとえどんなに忙しく時間に追われる日々であっても、カンタンに気楽につくれるごはんとお味噌汁さえあれば、大満足なおうちごはんがいただけますよ。
私の料理ルーティン
私が実際に料理する定番メニューはこんな感じです。
朝 出来立ての直火ごはんとお味噌汁+一品
昼 朝つくったおむすびとお味噌汁
夜 朝のお味噌汁またはつくり置きのスープ
手順としては、
夜 翌朝用のごはんを研ぎ浸水する
翌朝用の重ね煮お味噌汁の食材を切り重ねておく
朝 お鍋でごはんを炊く・お味噌汁をつくる
2つのコンロで同時に料理し、約20分で完成。
本当にカンタンでしょ?
さいごに
帰ったら温めるだけで具だくさんのお味噌汁がいただける。
本当は頼りたくないお惣菜を買うよりもずっと気がラクになりませんか?
重ね煮方式は順番を覚えたら本当にカンタンですし。
そして炊き立て直火ごはんのおいしさを一度知ると、夜にお米を研いでおくひと手間も、全く苦になりません。
私もやってみよう!と感じたら、ぜひ夜時間の使い方を見直し早寝早起き体質に変われる「22時までに布団に入るルーティン」を活用してくださいね♪
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