食への不信感を持った私が、ただ料理に向き合ったことで大事な気づきをし、生き方を変えていった。【私の食歴 2】

プロフィール

時間が来たから食べる。
食べるのは空腹を満たす手段になっている。

そんな、義務的な食べ方が身についてしまっていませんか?

私もかつては食べる本質を見失っていた時もありました。
けれども、たった三日のある体験をすることにより、
食で本当に大切にすべきことがわかり、それまでの生き方をガラリと変えました。

食は毎日あなた自身の力になり、良くしていくものです。
この記事を読めば、食でどんなことを一番大事すれば、あなたの味方になり力をくれるかがわかります!

あのおむすびを食べたい!食の癒し手に会いにいく



前回の食歴1からの続きです。
あなたに本当に必要なのは頭で理解する食ではなく、体や心がおいしいと感じる食です。【私の食歴 1】 | マインドフォレスト・フードプログラム (mindforest-food.com)



今まで正しい、いい食事をしているから、アトピーも治ったと思っていたのに、
そうではなかった。
マクロビオティックやオーガニックが正解ではないんだ。

では、これからどうすればいいんだろう?
迷いを抱えたままオーガニックレストランで働いていても、ただ目の前の仕事をこなすという、以前のように楽しくはなかった毎日でした。

そんな時ふと思い出したのが、映画・地球交響曲第二番に出ていた佐藤初女さんという、

青森で森のイスキアを主宰されている方が作っていたお料理の映像で。
中でも、丸いおむすびが画面からも光輝いて見えたのがとても印象的でした。

初女さんは何冊か著作を出されていて、『おむすびの祈り』という本を見つけて読んでみたら。
若い頃には辛い闘病生活をされていて、その時に食事が一番回復の力になったというお話があり。
そんな体験をされているから、悩み苦しみを抱えている多くの人を救うお料理を作っているんだなあと感じました。

私もすっかり疲れ切っていて、でも周りに素直に相談できる人もいなかったので。

イスキアに行って初女さんのおむすびを食べたい!と強く思い、本の出版元に電話をしてイスキアの連絡先を尋ねました。
すると、「これから冬に入るとイスキアは閉じますよ。春になってから再開されるはずです」と教えていただいて。
そうか、すぐには会えないのか‥と残念な気持ちで一杯になり、なら春まで待とうと思いました。

けれども、奇跡が起きました!


当時住んでいた山梨県の隣町・清里には環境教育をしているキープ協会というグループがあり、
そこで時々宿泊プログラムが開催されているのですが、
なんとその冬にゲストに佐藤初女さんがやってくる!
という情報をたまたま見つけて。

なんというタイミングで初女さんに会えるチャンスが巡ってくるんだ?!
これはもう、行くしかない!と会社へ休暇申請を出すよりも前に申込をしました。

食の世界に疲れきっていた私が、心を込めるお料理で回復していった先に気づいた大事なこととは。

二泊三日のプログラムのテーマは「いのちの食」がテーマで、
初女さんから直接お料理を教わったり、
参加者同士でグループになり朝の食事を交代で作ったり、
お味噌作りを大豆をより分ける所から始めたりと、
とにかく丁寧にお料理して、食べるという繰り返しでした。

合間には初女さんからお話を伺う時間もあって、本当に著書で書かれている通り、
映像からも感じた包容力のある素晴らしい方だなあと、深く感じ入りました。

映画で観たあのおむすびも、もちろん一緒に作って教わりました!
丸い形は、初女さんが住んでいる東北北部ではスタンダードな形だというのも、その時に知りました。そして参加者のみんなと一緒にお料理をしていくにつれて、
とても和やかに温かい時間が生れていくのを感じました。

特に、最後の夜はパーティしよう!とメニューごとにグループでつくったお料理が並んだテーブルは、とても温かな光で輝いていて。映画・地球交響曲での初女さんのお料理の数々が思い出されました。

職場のレストランではプロの料理でパーティーメニューも作っていましたが、
それにも負けない、いえ、体にも心にも深くしみ込むおいしさはもう、超越していました!

そこで気がつきました。 


自分のアトピーを治したいという必死な想いから入ったマクロビオティックの食事は、確かに症状を緩和してくれるのにすぐ効果があった。
けれども、体だけがよくなっても心はまだ癒されていなかったんだ。
ただ目の前の食に感謝していただく気持ちになれば、
こうして光輝く素敵なお料理になり、人を癒す力を持つ。
素材にこだわる、作りかたにこだわるというのは、二の次三の次なんだ。

そして、
ありのままの自分で、そのままでいられる時間をともに温かい人たちと過ごしていけたから、こんな大事なことに気がつけたんだなと。

この佐藤初女さんを囲む食プログラムに参加できたのは、本当になんて運がよかったんだろう!
というありがたさと感謝の想いで胸が一杯になりながら、最後まで食に向き合う時間になりました。

食の世界から離れる決意と、再出発にあたっての決意とは。

名残惜しみながら初女さん、スタッフの皆さん、参加者の方たちと別れて帰宅する途中で、
いつも行くパン屋さんに寄ったら、
「どうしたの?!今日はすごく顔色がよくてピカピカしているよ!」と言われました。
よほどいつもは疲れた、やつれた顔色だったんだ、心配してくれていたんだ!とここでも温かい想いに触れました。

そう、たったの三日間でしたが、
心を通わせて食材に向き合う料理をして、
感謝していただくことが本当に私にやり直す力をくれていて。
体も心も回復して、立ち直れ
たんです

そしてもう、オーガニックとかマクロビオティックとか、こだわる必要はないんだ。

と心から納得して、オーガニックレストランの退職を決意しました。

退職後は東京での一人暮らしを始めます。
その時に、この貴重な体験は決して忘れてはならない!
と感じてあることを決意いたしました。

それは
「おむすびを毎日作ろう!」
ということでした。

どんな想いからの決意だったのかは、次回に続きます。
最後までお読みいただき、感謝いたします。

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毎朝5分の五感を味わう食習慣で、

あきらめグセを卒業!

しなやかな心とブレない軸を創る。

マインドフォレスト・

フードプログラム主宰

進藤 尚子

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