からだが重ダルい‥
風邪の症状から抜けられない‥
そんなお悩みありませんか?
週末前は外で飲む機会も増え、食生活も乱れがちですよね。
今回は、からだを整える為の昔ながらの智慧についてお話します。
「ハレ」と「ケ」の日
お正月・節分・桃の節句‥
日本人は祭礼や年中行事を行う日を「ハレ」の日、ふだんの日を「ケ」の日と呼び、日常と非日常を使い分けていました。
「ハレ」の日には
- 晴れ着を着る
- 神聖な食べ物であるお餅やお赤飯をいただく
- お酒を飲んで祝う
と目いっぱい楽しんだら、翌日からはサッと日常のケの食に戻して、ちゃんとからだのバランスをとっていたんです。
曖昧になった境界
しかし、近年では海外文化の影響も大きく、クリスマスやハロウィンのようなハレの日も増えましたし。
ケであるはずの日常でも
- 外食する
- 毎晩お酒を飲む
- ごほうびスイーツを食べる
といったように、ハレとケの境界が曖昧な人も多いのではないでしょうか。
日常がなく毎日がお祭りだったら、明らかに食べ過ぎ・飲み過ぎになってしまいますね。
ケガレって?
昔の日本はネガティブになったり不調が続いたり、ケの日常でも順調にいかなくなることを「気枯れ」=「ケガレ」といって忌み嫌い、禊ぎや清め、祓いをしました。
「ケガレ」を落とし、ダラダラしがちな日常に「ケジメ」をつけて、「ハレの日」を迎える。
そんなメリハリをつけながら心身のバランスをとっていたのが、昔の人の智慧です。
とにかく「ケ」が重要!
まずは、今の食生活を振り返り「ケ」の食事を整える。
ここから始めていきませんか?
ケであるふだんの食事を大切にすると、食べ過ぎを防ぎ胃腸が丈夫になり、からだや心の土台が整います。
チョコレート依存症だった私
実は、かつての私も甘いモノが止められず、仕事のストレス解消にとコンビニで買ってきたチョコレートが常に机の引き出しに入っていました。
けれども、食べ続けているとからだは冷えるし肌は荒れるし、このままではマズい!と感じて。
まずは朝のコンビニ通いを止め引き出しからチョコレートを追い出しら疲れたらお白湯を飲むようにしました。
すると、だんだんチョコレートがなくても落ち着きが取り戻せるようになり、食べなくても大丈夫になっていきました。
マイルドドラッグから抜け出せ!
甘いモノ、油っこいモノはマイルドドラッグと言って依存性があるので、ついつい食べ過ぎてしまうし食べ続けてしまいます。
けれども、一定期間食べずにいると、だんだん「食べたくてしょうがない」衝動が落ち着いてきます。
そして久々に甘いモノを食べると、こんなに甘かったのか!とビックリ。
つまり、味覚が変化するので甘いモノはたまに食べれば満足できるようになり、ハレとケのバランスが上手くなりますよ!
さいごに
長い休暇明けに風邪を引いたりする人は、ハレのごちそうの食べ過ぎ・飲み過ぎが大きな原因です。
ハレからケに戻すためには、ふだんの食事に早く戻すこと。
今こそ先人の智慧に習い、まずは日本人の土台・ごはんとお味噌汁をいただきましょうね♪
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