閉経を迎えるまでの更年期。
40代の過ごし方って、ちゃんとイメージできてますか?
閉経って50過ぎてからでしょ?まだまだ先だから!としか考えられない女性も多いでしょう。
けれども、更年期の過ごし方はその後に続く人生の流れにも大きく影響があります。
今回は、あらためて更年期の過ごし方について、私自身の経験も振り返りながらお話しますね。
女性のからだは精密機械
ある産婦人科医の男性が、
「女性のからだは精密機械」と評していたのが印象的でした。
私たちは女性ホルモンの働きによって、生理周期があり、年代ごとにからだが変化し、非常に精巧に働く半面で脆い面もあるからなんですね。
更年期の訪れ
女性は「生理のある人生」と「生理がない人生」の二つを経験します。
その境目が更年期と呼ばれる、40代から50代です。
更年期は閉経に向けて女性ホルモンが減少していくことで、さまざまに不調に悩まされたり女性らしさを失ってしまうかと。
不安や怖れを感じている人も少なくないでしょう。
更年期もひとつの過程
今を生きる女性は、閉経してからの人生も長いので。
更年期を明るくポジティブに過ごすことがその後の人生の質を変えていきます。
では、具体的にはどんなことに気をつければいいのか?
私自身も30代から心がけてきた3つのポイントをお伝えしましょう。
1. 頑張りすぎない、我慢しすぎない
生理痛や更年期障害でからだや心がツラいのに
- 今日は大事なアポイントがあるから
- この仕事を終らせないといけない
- この程度の不調で周りに迷惑をかけたくないから
というように、我慢して働かなければと考える、責任感の強い女性がとても多いのが、現状です。
けれども、我慢してもいいことは何もありません!
痛み止めの薬を飲む、休養をとるといったいたわる対策を早めにとりましょう。
もしもいつもの対策が効かなければ、産婦人科医に相談するのをおススメします。
つらすぎたらホルモン剤や漢方をうまく使ってコントロールすることも、可能ですからね。
2. 自分のからだの状況を優先する
女性のからだと心は、否が応でも女性ホルモンの影響を強く受けます。
それに逆らうのではなく、むしろその状況に合わせて行動するとムリせずに済みます。
たとえば、
- PMSでイライラするから、入浴して早めに寝る
- 生理初日が一番痛いから、その前後に緊急案件は入れない
- 基礎体温を測り、生理周期を把握しておく
3. 毎日の食事でからだと心を整える
なんといっても、食がからだと心の資本です!
私たち日本人の体質に合う和食、ごはんとお味噌汁を中心にしていただくことで、土台が整うんですね。
また以前の投稿でも触れましたが、大豆のイソフラボンが女性ホルモンに近いからといって、豆乳を毎日飲み過ぎると、かえってからだを冷やしてしまいます。
お味噌は発酵する過程でタンパク質がアミノ酸レベルまで分解されるので、消化吸収しやすくからだに良い効果が期待できますから。
毎日飲むならぜひ、具だくさんのお味噌汁にしましょう!
さいごに
私が閉経したのは48歳と予想より若干早かったのですが、更年期障害には悩まされず、意外にあっけなかった気がします。
それは、今回紹介したようなケアを日々意識して、自分のための時間を大事に過ごすようにしてきたお陰です。
生理に左右されなくなった今のからだは、女性ホルモンの恩恵を受けられないということでもあり。
より一日一日の過ごし方をていねいにと思っています。
一生涯付き合う自分へのケアは、自分にしかできませんからね。
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