朝イチルーティンにプラスしてほしい!味覚を高める舌のケアとは?

習慣

舌ブラシって聞いたことはありますか?
歯磨きのように舌を磨く専用のブラシというものです。

ただ、舌はとてもデリケートな器官。
歯と同様にゴシゴシこすってしまうと、
傷つけてしまって逆効果!なんてことも。

今回は

どうして舌のケアをするのか?

どんな道具がケアには適しているのか?

についてお話します。

口臭の原因となるもの

舌ブラシが注目されるきっかけが、口臭にあるかと思われます。

舌の上には舌苔(ぜったい)とよばれる白い苔状のものが付着しています。
これは、舌の上皮に細菌や食べカス、粘膜の老廃物が付着したもの

放っておくとこれが口臭の原因になってしまうから、
取りましょう!ということですね。

アーユルヴェーダでの、舌ケアの教え

インドのアーユルヴェーダでは、まず朝起きたらすぐに、
この舌苔(ぜったい)を取り除きましょう!
という教えがあります。

というのも、寝ている間は口を閉じている時間が長くて口の中で細菌の繁殖も広がっています。
舌は柔らかくて雑菌もつきやすいところですから、
これを取らないままで飲食をしてしまうと、体内に毒素を戻してしまうようなもの!

毎朝舌掃除で取り除く習慣を心がけることで
口腔内だけでなく、体内の清潔を保つことが可能です。

口をゆすぐ位ではこれは落ちないので、しっかりと舌のケアして取りましょう。

味覚と消化力を高める効果

舌の上の老廃物を取り除くことで、新鮮な細胞があらわれます。
すると味覚の力が高まり、食物をしっかり味わえるようになっていきます。

唾液の分泌をはじめ、その他の消化液の分泌も活発になり消化力が高まるのです。

また舌苔をとる習慣が身につくと、
濃い味や甘いもの、加工物などの味を受けつけなくなり、
自然と食生活も改善していくでしょう。

中医学でも、舌は重視されている

中医学で舌は「内臓の鏡」、「露出の内臓」と呼ばれています。

「舌診」といって舌の様子を見ることによって
体質、体調、病気の原因などを診断する、中医学には欠かせない診断方法です。

健康な人の舌は、きれいなピンク色でうっすらと白い舌苔があります。

ずっと舌のケアをしていないと舌苔がついたままで真っ白!なんて状態にもなっています。

あまり何度もゴシゴシと取り除くのは舌の繊細な細胞を傷つけてしまうので。
舌ブラシよりもぜひおススメしたいものを紹介します。

タングスクレーパーの使い方

アーユルヴェーダでは、タングスクレーパーという道具を使用して
舌苔を取り除くことを勧めています。

タングスクレーパーの使い方はとても簡単。
舌を出し奥から手前に1回優しくこするだけ。

使用するおすすめのタイミングは、朝起きて歯を磨く前です。
この舌専用のツールで取り除くことで、舌に新鮮な細胞があらわれます。

ドラッグストアやネットでお手軽に購入することができます。

銅製かチタン製のものがあると思いますが、どちらでも大丈夫です!
ちなみに私は銅製のものを使っています。


金属製品ですから、使用後しっかりと洗い水気を拭けば、半永久的に使えます。

このやり方はカンタンですし、
やってみると確かに歯磨きだけのときよりも口の中の爽快感が全然違います!
そして朝飲むお茶の味がより、おいしく感じられるようになりました。

ぜひあなたもこのタングスクレーパーを使った舌のケアを朝の習慣にしていき、
味覚を正常にして、体にいい食べ物が自然に分かるようになりましょう。

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