口臭って「口が臭いですよ」なんて親しい仲でも指摘しづらく、自覚がない限りなかなか改善できないですよね。
とくに更年期女性はホルモンバランスの変化によって口臭が強くなることもあるので、毎日のケアがとっても重要なんです!
今回は、更年期と口臭の関係やアーユルヴェーダ的なケアについてお話します。
なぜ更年期から口臭が?
更年期になると口臭が強くなるのは、女性ホルモンの分泌が急降下して唾液の分泌量も低下するから。
唾液は
細菌の繁殖を抑えたり
口内に残った食べ物を洗い流したりするので
量が減ると汚れが溜まりやすく、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
寝ている間に唾液が減ると?
私たちが寝ている時は唾液の分泌量が減るため細菌が優勢になり、虫歯菌や歯周病菌が大幅に増加して口臭も悪化します!
じつは口臭予防には歯磨きよりさらに効果が高いのは、舌のケアです。
アーユルヴェーダの舌磨きって?
インド5000年の伝統医学・アーユルヴェーダでは、口のケアは非常に大事だと考えられていて、毎朝起きたらすぐに!
水を飲んだり洗顔するよりも前に「舌磨き」をするよう教えています。
というのも、【アーマ】と呼ばれる細菌と食べかすにより生じる舌の上の白い未消化物を呑み込んでしまうと、体内に毒素を取り込んでしまうからなんです。
アーユルヴェーダ式・舌磨きのやり方
舌磨きのやり方は、とってもカンタン!
【タングスクレーパー】というU字型の舌磨き専用の道具を用意します。
- タングスクレーパーの両端を両手でもつ
- 舌を前に突き出す
- U字の部分で奥から手前に舌の上をやさしく滑らせてアーマを取り除く
- 数回くり返し、最後に水で口をゆすぐ
何度もやったり、強く擦ったりすると、繊細な舌の味蕾(みらい)細胞を傷つけてしまうので、ご注意ください!
私はこの舌磨きを行い歯ぐきのマッサージをして、さらに歯磨きをするという一連の流れを朝イチのルーティンにしています。
舌ブラシはよくない?
舌ブラシという製品もありますが。
私自身つかってみた感覚として舌を傷つけてしまいやすいと感じたので、おススメはタングスクレーパーですね!
また、スプーンでも出来るともいわれていますが、これも力加減が難しいので、積極的にはおススメしません。
味蕾細胞は傷つけると再生できないので、舌磨きはくれぐれも気をつけてやってくださいね!
口臭ケア→味覚アップ→健康に!
舌磨きを続けると、口臭がほぼなくなります。そして口の中がとてもスッキリして気持ちいいんです!
これは歯磨きだけでは味わえないさわやかさです♪
さらに言うと、アーマがなくなり舌がキレイになると、自然に味覚が鋭くなります。すると、からだが必要としない余計なモノを受けつけなくなり、健康になっていくんですね!
口臭が改善されるだけでなく、からだ全体か健やかになっていく【舌磨き】
ぜひあなたもさっそく実践してみてくださいね!
さいごに
面白いことに、体調によって舌のアーマの状態も変わります。だから、朝のセルフチェックになるんですね!
調子がいいと白っぽく量も少ないですが、食べ過ぎ飲み過ぎの翌日は量が増えますし。
風邪など不調なときには、黄色っぽくドロっとした状態に!
そしてタングスクレーパーは、使い終えたらサッと水洗いし拭いておくだけで、お手入れも手間いらず。
あなたもぜひ朝の舌磨きをルーティンに加えてくださいね!
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