のどが痛い時にはちみつ入りのど飴をなめる
運動後にははちみつレモンを食べる
というように、
ちょっとしたケアではちみつはよく登場しますよね。
「パーフェクトフード」と呼ばれるほど
天然の栄養成分が豊富なはちみつは、
毎日忙しくストレスをかかえる女性こそ、
必要な食材でしょう。
今回は、
本当に体や心にやさしく効く
はちみつの選び方についてお話します。
胃腸にやさしい
はちみつは美容や健康にいいとよくいわれますが、
それには理由があります。
はちみつの成分の80%は、
糖分であるブドウ糖と果糖です。
砂糖の糖分のショ糖は体内でブドウ糖や果糖に分解されます。
その点はちみつは体内に入る前に分かれているので
分解する必要がないから成分の吸収が早く、
胃腸にも負担がかかりにくいというわけです。
体へ期待される効果
はちみつは砂糖よりカロリーが低く、
糖度が高いのでつかう量が少なくてすみます。
そしてはちみつは糖質以外にも、
ビタミン類やミネラル類、アミノ酸、有機酸、ポリフェノールなどもあり、
抗酸化作用が期待できます。
2022年11月カナダのトロント大学が発表した研究では、
大さじ2杯のはちみつを毎日食べると
血糖値やコレステロール値などが改善し、
心血管代謝を健康にするのに役立つ可能性がある
と発表されました。
さすが古来から食べられている食品!
これからもいろんな可能性が見つかりそうですね。
熱には弱い
インドの伝統医学・アーユルヴェーダでは、
生命維持に欠かせないエネルギーを「オージャス」と呼び、
活力の素とされています。
そしてオージャスを高めてくれる食材のひとつに
「非加熱のはちみつ」が挙げられています。
というのも、
はちみつ✖熱=アーマ<毒素>
となり、
このアーマは特に排出しにくいといわれています。
また注意点として、
・熱いお湯やミルクにいれて摂らない
・発熱したり夏の熱い時期には摂らない
といったことも挙げられています。
生でピュアなはちみつって?
アーユルヴェーダでわざわざ「非加熱のはちみつ」といっているのは、
流通しているはちみつの大部分が高温加熱しているからです。
【はちみつを高温加熱する理由】
・糖度が80度に満たない未熟なはちみつの水分を飛ばすため
・大量に効率よく容器に入れるのに粘性を下げるため
ただし、
まじめな養蜂場でつくられているはちみつは、
そんな意図はありません。
なぜなら、
はちみつを採取する過程で
巣のかけらやミツバチの一部が混入する可能性があり、
それをろ過しやすくするのに45℃程度に温めているからです。
ですから、
国内で自家生産している誠実な養蜂場のはちみつであれば、
問題はないだろうと私は考えています。
あなたもぜひ養蜂場のHPをチェックして、
どんな想いでつくられているかを確認してみてくださいね。
はちみつも「裏の顔」を要チェック!
さらにいうと、
スーパーに置いてあるはちみつだと
水あめなど人為的に糖類を混ぜている「加糖はちみつ」がよくあります。
一見「純粋」「ピュア」と謳っていても
裏の原材料をしっかりチェックしないと、
本当にいいはちみつには出逢えません。
はちみつって傷まないの?
はちみつは常温保存できます。
なぜなら
・高糖度で水分量が少ない 純粋なはちみつは糖分80%/水分20%
・酸性で菌が繁殖しにくい ph3~4で弱酸性
一般的にはちみつの賞味期限は1~3年です。
しかし、食べる時に指を入れてしまい
ツバや水が入ったりすると最近やカビが繁殖し腐る恐れがあります。
・食べる時は毎回清潔なスプーンですくう
・風味が落ちない間に食べきれるサイズで買う
こんな点に気をつけて、愛用してくださいね。
さいごに
私は砂糖を常備してませんが、
甘いものでホッとしたくなる時には
お白湯や温かい紅茶、ほうじ茶に
はちみつをひとさじ加えて飲みます。
花から採れるはちみつは華やかな香りが口中に広がり、
体にエネルギーが巡り、たちまち回復する気がしますね。
ただ、
はちみつは温めると甘みが抑えられるので、
入れ過ぎにはご注意くださいね。
また糖分であることには変わりませんので、
食べすぎにも気をつけましょう!
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