生きる力を宿すおむすびのつくり方

習慣

忙しくてすき間に手早くお腹を満たしたい!

そんなときおにぎりは手軽に食べられるから、コンビニで買う人も多いですよね。

おにぎりって今や自分で握る人は減っているのが、個人的にはさみしい気持ちですね。

今回は、慌ただしい現代だからこそ見直したい食として、おむすびを取り上げたいと思います!

おにぎりとおむすび

おにぎりとおむすび、というのは現代ではほぼ使い分けられていません。

しかし、昔の日本では意味の違いがありました。

おにぎりは鬼を切ると書いて「鬼切り」説。

昔話で鬼退治に握り飯を投げつけたエピソードもあることからできたようで、魔除けや厄払いの効果があると伝えられていました。

一方おむすびは、「結び」から呼ばれる説。

人と人を結ぶ縁起物の食べものですが、日本最古の歴史書〈古事記〉には万物の生みの神とされる「高御産巣日神(タカミムスビノカミ)」がいて、この神さまの名前がおむすびの由来という説もあります。

手と手に宿るパワー

私たちの手からは、とてもすごいパワーが出ています。

「手当てをする」というコトバがあるように、からだが痛かったり苦しかったりすると、無意識にそこに手を当て癒そうとしますよね。

右手と左手を合わせてまるく包み込むと、真ん中あたりにホワッと温かな気を感じると思います。

これは誰でもできることで、使えばつかうほど力は増していきます。

おにぎりでもおむすびでも、必ず両手をつかってごはんを包み込みますから、自然に癒しの力が移され、時間が経っていただいてもホッとする癒しの力が宿るんだと思います。

では、私が毎日つくる得意料理のおむすびの

おいしくなるコツをお伝えします!

1. 炊きたてアツアツで握る

炊きたてごはんを握るのは本当に熱いのですが、そこはがんばってアツアツで握ること!

熱いうちに握るからこそ、表面は冷めて硬くなっても中は硬くなりにくくておいしいんですよ。

冷めてしまったごはんだと、あいにくこうはいきません。

2. 甘みのある自然塩で

自然塩は精製された塩よりも旨みがあり、塩気がキツくなくて。

しっかりと手になじませてアツアツごはんで握ると、塩がおむすびの表面に溶けてなじみ、膜をつくってくれます。

そしてしっかりと塩がなじむとごはんの持つ甘みがより引き出される相乗効果もあり、おむすびのおいしさがさらに引き立つワケです。

3. しっかりとやさしく握る

握るときの力加減は、しっかりとやさしく。

矛盾しているようですが、手で持っても崩れない硬さは必要なので、握り潰さぬように中はホンワリしたまま握るのがコツ。

コトバだけでは伝わりにくいには十分承知していますが(笑)リズミカルに手を動かし手早く握るといいかと思います。

4. おむすびのおいしさは直に伝える

最近ではごはん粒が手につくのを嫌がり、ラップを使うのが主流のようですが、これでは本当においしいおむすびにはならない!!というのが私の持論です。

手には常在菌がいて、特に女性の手には乳酸菌がたくさんいるそうです。

つまり、この善玉菌がおむすびの腐敗を防いでくれるんですね。

あとラップに包むとおむすびは呼吸できずに蒸れてしまい、かえって傷みやすくもなりますし、手から生まれるすごいパワーもおむすびへしっかりと伝わりますから!

自分のために、家族のために、そして大切な人のために結ぶのであれば。

ぜひとも直に握ってあなたの真心で元気になってもらいましょう♪

さいごに

私は過去に、手の込んだ料理や珍しい料理でおもてなししたことがありますが。

「またあのおむすびが食べたい!」

「あのおむすびの味が忘れられないんだよね」

という感想でして、おむすび最強!なんです。

これはとても誇らしいことですね。

今でも私は毎朝炊きたてごはんを炊きおむすびを結び、大事に包んで仕事に持っていきますが、お昼になったら、コロンとしたおむすびが待ってくれている。

という幸せがあるから、どんな時でも力を奮い立たせてきました。

誰かの手で握られたおにぎりもいいのですが、自分の手で結んだおむすびで自身を癒せる毎日って、最高の食習慣なんですよ♪

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