「最近忘れっぽい」
「寝ても疲れがとれにくい」
そんなお悩みありませんか?
じつは最近の私たちが手放せなくなっているスマホが、
その原因の可能性があります。
そんな疲労がある状態を「スマホ脳」といいますが、
今回はスマホ脳から回復していく方法についてお話します。
スマホ脳って?
「最近ちょっと前のことが思い出せなくなっている」
「寝ても疲れがとれない」
「イライラすることが増えた」
こんな症状があるとすれば、脳がかなり疲れている可能性があります。
そしてその原因となるのが、
最近の私たちの生活でつねに手元にあるスマホです。
それが「スマホ脳」というコトバが生れました。
「スマホ脳」とは、
スマートフォンを長時間使い続けることで脳が疲れてしまい、
集中力や判断力、記憶力などが低下する状態のことをいいます。
スマホを使うと情報が瞬時に手に入るため、ついすぐに検索したり
友だち家族からの連絡もスマホのアプリを利用していて、
傍にないと不安になったりします。
しかし、スマホは使えば使うほど脳に過剰な情報が与えられ、
脳が疲れ果ててしまいます。
そしてスマホ脳になると、
集中力が低下したり、記憶力が低下したりします。
スマホ脳からの回復法
スマホ脳を防ぐためには、次のようなことが大切です。
1. スマホの使用時間を制限する
スマートフォンの使用時間を制限することで、
脳に与える情報量を減らすことができます。
自分で決めた時間を守って、スマートフォンを使う時間を減らしましょう。
2. スマホを使ったらぼんやりする時間をつくる
スマホから手を離し
何も考えずぼーっとする時間をつくりましょう。
30分くらい取れると理想的ですが、5分でも10分でも、スマホから手を離してぼんやりしましょう。
3. 読書や勉強など、スマホ以外の活動をする
スマホ以外の活動をすることで、脳に刺激を与えることができます。
スマートフォンを使う時間が少なくても、読書や勉強などの活動をすることで、脳を刺激することができます。
脳の働き
人は受け取った情報を、脳の前頭前野と呼ばれる場所で処理しています。
その機能は大きく分けて2つ。
反射的に情報を処理する「浅く考える機能」と、
過去の情報や自分の考えを加味した上でその人らしい思考をする
「深く考える機能」です。
実は、「浅く考える機能」が働いているときは
「深く考える機能」はフリーズ状態に。
絶えず多くの情報をインプットし続けると
「浅く考える機能」ばかり働き、
反射的に次から次へと情報の仕分けや処理をし続けるため
脳はヘトヘトになってしまいます。
スマホからの情報の中身を入れ続けて「浅く考える機能」のみを働かせていると、
その間は「深く考える機能」がフリーズするので、
2つの機能のバランスが乱れてしまいます。
そのため、脳の疲れ解消には、「深く考える機能」を働かせることが重要。
だからぼんやりしたり、考えたりする時間をもつことが必要です。
いわれてみて自覚した、スマホ脳!
私自身も、朝の目覚めがよくなくぼんやりすることが増えたので、
スマホ脳のことを知ってから
自分が一日の間でどのくらいスマホをみているか?
チェックしてみたら、なんと3時間以上にもなっていました!
仕事している時も休憩時間に触ることもありましたし、
夜寝る前にもメールやSNSをチェックしたりして。
これではまずい!
と思い、
まずできることとしてスマホに触れる時間を短くしようと、
スマホを寝る前の一時間前には電源が切れるように設定しました。
だから、メールチェックも夕食後にしたら、
もう見ないようになりました。
そして、目覚ましアラームにも使っていましたが、
目覚まし時計を復活させてそれで起きるようにし、
スマホは部屋の入口付近の寝ている場所から離して、
すぐには触らないようにもしました。
すると、明らかに目覚めがスッキリとなり、
脳の疲れはスマホの影響が大きかったことを自覚しました。
スマホ認知症になる前に!
毎日の生活に欠かせなくなっているスマホですから、
意識的に使い方を変えていかなければ、
さらに脳への負担が大きくなり、やがて大きなミスをしたり
脳疲労から脳過労にまで進む可能性も高く、
まだ若くても認知症のような病気になることもあり得ます。
この記事では、スマホ脳という危険な脳過労についてお伝えしました。
ポイントはスマホから離れて脳を休ませること。
・スマホの使用時間を制限する
・スマホを使ったらぼんやりする時間をつくる
・読書や勉強など、スマホ以外の活動もする
あなたもスマホ認知症にならないためにもぜひ、すぐに実践してください。
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