できる料理が限られる
もっといろいろと作れるようになりたい
そんな風に思っていますか?
料理上手といわれる人もいろいろだと思いますが、自信をもってコレが得意!といえれば大丈夫。
まずは基本をマスターすべし!
今回は、誰にとってもふるさとの味であるメニューについてお話します。
100以上のレシピって必要?
たとえば、お味噌汁がいつもワンパターンだと感じてしまうなら。
レシピ本の影響を受けてませんか?
「みそ汁レシピ100」
「味噌汁専門店の具だくさん味噌汁100」
「おくすり味噌汁114」
ネットで検索して出てきたタイトルです。
たしかに読めば参考にはなりそうですね。
しかし、実際にこの本を買ってから本当にぜんぶ作りますか?
たぶん作らないですよね。
定番メニューこそ得意料理になろう
いろんな料理がつくれる人は、プロの料理人。
けれども私たちはプロを目指すよりも、これが得意!と胸を張っていえるお料理が一つふたつあれば十分じゃないでしょうか。
ごはんとお味噌汁は昔からの和食の定番。生きる土台です。
まずはこれがいつもおいしく作れるようになれば、あなたの食生活は揺るぎませんよ!
では、以前お話しした重ね煮方式でつくるお味噌汁の、具材とバリエーションの広げ方についてお伝えしましょう。
慣れるまでは基本のワンパターンで
私が冬から春によくつくるお味噌汁の具材はこんな感じ。
(下から上に重ねていく順で挙げてます)
1.キャベツ
2.ジャガイモ
3.ニンジン
4.タマネギ
5油揚げ.
6.お味噌
手に入りやすく、日持ちもする素材です。
あなた自身でおいしくできた!と納得するまでは、同じ具材でつくり慣れていくことをおススメします。
旬野菜に入れ替える
慣れてきて変化をつけたくなったら、素材の一つふたつを旬の野菜に入れ替えましょう。
たとえば
キャベツ→アスパラ、ズッキーニ、ナス、トマト
ジャガイモ→カボチャ、サツマイモ
というようにですね。
野菜はどれも、個性的な味があります。
なので一つ変えるだけでも味やかおりに変化が出て、楽しいですよ!
お味噌を変える
お味噌は地域ごとに味が違います。
米みそ、豆みそ、麦みそもありますよね。
そして昔ながらの時間をかけて熟成させたお味噌は、蔵ごとに住んでいる菌がちがいますから、味は本当に多種多様!
できたら違う蔵のお味噌を一つずつ買って、その違いを味わってみてください。
やがて、あなたのお好みのお味噌に出逢えますよ。
お味噌を合わせる
お味噌は1種類でもいいのですが、異なるお味噌を合わせてお味噌汁に入れるのも面白いです!
<私が常備するお味噌>
・私が暮らす栃木県矢板市のお味噌やさんの玄米味噌
・旅先で気に入った愛媛の麦みそ
この2つを単独または合わせてお味噌汁をつくりますが、割合をどうするかでも味がガラリと変わるのが楽しくて、実は具材がさほど変わらなくても、日々満足できます。
さいごに
お味噌汁の想い出といえば。
あの3.11の震災の日は都内で働いていましたが、交通機関がストップしてしまい、自宅まで約3時間かけて歩いて帰りました。
やっとうちに着いた時にはクタクタでしたが、キッチンにあったその日の朝につくったお味噌汁の残りを温めて。
口にしたときようやくホッと人心地がつき、緊張がやわらぎました。
だから私は、お味噌汁はとくに毎日異なるもの、目新しいものである必要はなく、自分がホッとする味をつくり続けることこそ大事だと思っています。
出汁いらずの重ね煮方式のお味噌汁の作り方については以前紹介しているので、よかったらチェックしてみてくださいね。
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