糖質制限という危険な考え方 生き方が整う食習慣⑪

食関連

「夕食を食べすぎないようにごはんを抜こう」

「タンパク質を食べていれば大丈夫」

そんな考え方をしていませんか?

糖質が太る原因と捉えてしまうと、こんな偏りがある食生活になってしまうんですね。

今回は、糖質の役割とその重要性についてお話します。

そもそも、糖質って?

糖質は

・単糖類:ブドウ糖、果糖

・二糖類:砂糖、乳糖

・多糖類:デンプン、オリゴ糖

これらを総称したもので、分解されると単糖類になり様々なエネルギー源として使われます。

たとえば、

からだを作る、動かす、修復する、脳を働かせる、体温を保つ

糖質の過不足で起きること

糖質が不足するとエネルギー不足となり、

疲れやすくなる、集中力が落ちる

過剰にとり過ぎると

余った糖質が中性脂肪になる→肥満や生活習慣病の原因となる

ワケですね!

糖質制限で死亡リスクが増える

最近では炭水化物を減らす、あるいは食べない【糖質制限ダイエット】が流行っていましたが、こんな研究報告もあります。

「糖質制限で死亡リスクが増える」

糖質を減らした分、脂質を多く摂りがちになる為、心血管系の合併症(心筋梗塞など血管に詰まる病気)が増えた。

「炭水化物の摂取が多すぎても少なすぎても死亡リスクが高い」

炭水化物のエネルギー割合が50〜55%の人が最も死亡率が低く、40%未満と70%以上はいずれも死亡リスクが高かった。

続かない糖質制限ダイエット

糖質制限ダイエットでは比較的短期間で体重減少やウエストが細くなったことを実感できるようですが、半年以上継続するのが難しいと知られています。 

そして食物繊維の摂取が減るので、約7割の人が便秘になり、6割の人が頭痛を経験するという報告もされていて。

実はかなりムリがありからだに負担が大きいやり方だということなんですね。

穀物中心の食生活

ここで思い出したいのが、日本人が長年食べてきたモノについて。 

温暖で海や川に恵まれた豊かな私たちの食生活。

日本人の歯から分かる食べ物の割合は

【穀物(米、大豆):野菜、海藻類:魚、肉=5:2:1

この比率が最も体質に合い、本来からだに備わっている自然治癒力や免疫力がちゃんと発揮できるんです!

つまり炭水化物のごはんを抜く・減らすというのはあまりにも不自然であり、続かないのが当然です。

食の土台は不変

【健康】は生まれ育った土地で穫れる食べ物で培われます。

ここから大きく外れてしまうと生命力が衰え、病に蝕まれ心にも大きな影響を与えてしまいます。

様々な健康情報に溢れている今こそ、まずは土台となる毎日のごはんをしっかりいただきましょう♪

さいごに

細胞がすべて生まれ変わるには5〜7年かかるといわれていますが、年を取るとさらに回復する時間がかかり、健康を取り戻すのに苦労します。

体力や容姿の衰えといった不安を煽る情報が蔓延している現状、コレが効く!と言われたら縋りつきたくなる気持ちも分かりますが。

更年期を過ぎたら、今まで口にしてきたモノとかけ離れたモノを取り入れるのは慎重になってくださいね。

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